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本研究は基礎科学技術として人間の情報処理,知能の問題に構成論的に迫った研究である.応用技術としても人間の情報処理を機能的に模擬することによって,人間と自然な対話をするヒューマノイドロボットに繋がる.
本研究の成果は,学術論文だけでなく,特許も8件国内外で申請中である.また人間の計算に関わる総合的なソフトウェアを蓄積しつつあり,特許と同様に重要な知的財産となっている.開発した動力学計算ソフトウェアの一部はすでに世界中の300名ほどの研究者に使用されている.運動生成計算のアルゴリズムはアニメーション製作ソフトとして利用されている.人間の筋骨格系の計算は,医療分野へ直接の応用が可能である.ヒューマノイドロボットのセンサや電子装置も独自の開発を行なった.今後は,これらの成果をさらに発展させるよう研究を継続させるともに,これらを広く社会で利用いただけるような体制を整えたい.
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