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ロボットの行動には柔軟性がないと指摘されることが多い。行動の柔軟性とは環境の変化に応じて縦横にその過程を変える行動の性質である。たしかに下等な種の動物でも、目標に到達するための経路を多様に選択できるが、ロボットは事前に埋めこまれたプログラムに従った行動しかできない。本プロジェクトは、動物の行動の柔軟性を部分的に実現するロボットの創造を目指している。我々の班は行動の柔軟性がどのように達成されているのかを明らかにすることを目指した。主として観察法を用いて、障害を被った身体が新たに適応的な行動を獲得する過程を記述した。頚髄損傷者や高次脳機能障害者を対象として彼等の行動の再発達過程を縦断的に観察した。報告書に示したように、結果は、行動の柔軟性は環境の性質に大きく依存して可能になっており、行動と環境を同時一体的に記述する方法によって行動の柔軟性の謎が明らかになる可能性が示唆された。 |
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